ウーパールーパー 飼育環境1

ウーパールーパーの飼育方法について

先ほどは底床、砂利やソイルのことについて書いたため、それ以外のことを記載します。
飼育水について
ウーパールーパーは一生を水中ですごすため、水はとても重要になります。飼育水はカルキ抜きや添付剤などを使用せずに、半~2日汲み置きした水道水、井戸水を使用してください。水質が汚れてきて、水槽内の水換えを行う場合も同様に汲み置きした水を使用してください。水換えの時に飼育水の水温が急激な変化が起きない様に、飼育容器と汲み置きした水を同じ場所で管理すると水交換の手間が省けます。

ウーパールーパーは見た目よりも比較的丈夫なため、水質(硬度、ph)についてあまり気を使う必要はありませんが、汚れた水は外鰓や皮膚に水カビを発生させる原因にもなりますので、2~7日に1回程、水全部の水換えをお勧めしています。また、この時に水槽などの飼育容器内をスポンジなどで簡単に洗浄すると効果的です。
※水換えは一部だけでなく全換えの方が健康的に育ちます
※ろ過機のろ過能力、多頭飼育、飼育容器のサイズにより変わります

飼育する水温について
ウーパールーパーはもともとメキシコの標高の高い湖(水路のような湖)で生息していたため、夏場の高水温には弱く、低水温には強いです。飼育する水温は12~20度が最適ですが、1年を通し7~26度を目標に飼育してください。高温に弱く、寒さには強い体質がありるため、飼育する水温が27度以下の飼育を心がけてください。水温28度以上では危険水域です。夏場の水温上昇を抑えるために冷却ファン、水槽用クーラーが必要になる場合もあります。費用をかけないよう、小型扇風機、発泡スチロール、冷凍させたペットボトルで対応できる場合も多々あります。

ウーパールーパーの餌について
餌は、ウーパールーパーのサイズにより変わってきます。小さい2,3cm以下はブラインシュリンプを与えます。徐々に大きくなり3cmを越えたぐらいから刻んだ冷凍赤虫を与えます。この時にブラインシュリンプ+冷凍赤虫で併用して与えたほうが餌の切り替えが簡単になります。冷凍赤虫に慣れてくると今度は7cm前後まで冷凍赤虫のみで育てます。7cm以上からは冷凍赤虫+固形餌で最終的には固形餌のみに切り替えます。この切り替えが少し大変で冷凍赤虫を好んで食べるため、なかなか固形餌を食べてくれません。冷凍赤虫と併用して根気強く与えてください。固形餌はウーパールーパー専用のものでなくて構いません。特に食いつきが良いのが、「おとひめ」と「ひかりキャット」です。「おとひめ」は粒のサイズ、浮遊性、沈下性など種類が豊富にあります。この「おとひめ」は熱帯魚の餌ではなく、養殖真鯛などの餌になりますので、ホームセンターでは販売されていないと思います。ネット通販やお近くのペットショップで小分け売りになっているものをお買い求めください。ウーパールーパーの餌は必ず沈下性のものを使用して下す。浮遊性では食べることができません。おとひめの粒の大きさはウーパールーパーのサイズに合わせてください。サイズ8~10cm前後ならEP2、EP3、サイズ10~15cm前後ならEP4、サイズ15cm以上でしたらEP5をお勧めします。「ひかりキャット」にも粒の違いがあり、ビック、クレスト、ミニの3サイズになります。コリドラスの沈下性の固形飼料も食べます。どの固形餌もウーパールーパーのサイズに合わせてお選びください。
こちらでも沈下性の「おとひめ」EP2を販売しています。ウーパールーパーやマリモと同梱可能です。
(小魚、メダカやヌマエビなどの生餌が水を汚れにくくて手間はかかりませんが、費用面や寄生虫の心配があります)
餌はウーパールーパーの必要以上に与えますと、食べかすで水を汚しますので、ピンセット、タモなどで取り除いてください。

ウーパールーパーの多頭、複数飼育について
ウーパールーパーの多頭飼育は、水槽などの飼育容器にきちんとしたスペースがあればほとんどの場合問題ありませんが、皮膚が柔らかい上に、外鰓も餌の標的になりますので、適度なスペースは必要です。また、餌の量を程度に調整してください。

ディスプレイ、飾り
飼育容器内で鋭利なもを設置すると皮膚が柔らかいウーパールーパーがケガをすることがあります。上部にライトを設置する場合はストレスにならないものをお勧めします。マリモをウーパールーパーと一緒に水槽に入れている方もいます。マリモはこちらでも通販しており同梱可能です。https://www.dog7.net/

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全体的なこと
ウーパールーパーの飼育は簡単です。金魚を飼育したことがある方は多いと思います、金魚よりも必要器具が少なくてすみます。

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