ウーパールーパーの産卵について、前回のつづきを掲載

前回に続き産卵の説明を記載します。

冬を1ヶ月ほど感じさせましたら、今度は水温を15度前後に保ちます。12~15度が産卵に適した温度だと思います。この時に環境を一定にせずに環境を換えてあげます。水を温かい水で全換えしたり、逆に冷たい水で全換えしたり、***を換えたり、〇〇を換えたりいろいろすると産卵しやすいです。

これで2ヶ月以内に産卵に至らなかった場合は、ウーパールーパー同士の相性が悪いか、成熟していないか、ウーパールーパーが冬を感じなかったのかなど多数の原因が考えられます。/https://www.dog7.net/

ウーパールーパー同士の相性が悪い場合は、一度別々に飼育します。水槽を近づけずお互いを見れない、見ないように飼育します。同じ飼育容器内で仕切り板で区切るだけでは難しいです。2週間ほど別々の飼育容器で飼育した後に、一緒にさせる方法を試してみます。

成熟していない場合は、1年末しかありません。オスよりもメスの方が2~3ヶ月ほど成熟が遅い傾向にあり、オスが準備できても産卵するメスが準備ができていない場合があります。

冬を感じなかった場合は、6~8度で1ヶ月飼育する方法をお勧めします。リセットする感じです。いきなり水温を6度にするとウーパールーパーの皮膚を傷つけることがあるので、10日ほどかけて水温を下げます。それから水温12~15度で一緒にしてあげればよいと思います。この時も水温がいきなり上げるとウーパールーパーの皮膚を傷つけることがあるので、10日ほどかけて水温を上げます。

寒くなりました

つい最近まで扱ったような気がしたのに急にこの頃寒くなりました。子供のころは、今よりも秋らしい季節があったような気がしますが、夏の猛暑から秋を飛ばしていきなり冬になるような印象があります。自分の年齢のせいかもしれませんが。。。

今年の夏も猛暑でした。6月ごろは少し涼しかったですが、例年よりも厚く感じました。このところ夏が暑くなりすぎて台風が心配です。海水が暖かいと台風の勢力が弱まらず、どんどん台風を成長させてしまうため、台風の影響がでます。

11月に入るとウーパールーパーの繁殖準備に入ります。この水温低下がないと産卵しません。ヒーター付きの水槽で飼育している場合はこの水温低下がないため、産卵に至らないこともあります。この時期は自然の気温に合わせて水温を徐々に低下させます。10度以下1ヶ月で産卵体系に変化するはずです。オスは18cm以上、メスは20cm以上で産卵が可能です。安全に産卵させるのでしたら更に1年かけて個体を大きくします。小さいうちに産卵しても卵の核がとても小さいため死んでしまったり、ふ化しても幼生はとても弱いので育ちにくいです。幼生が全滅したお問合せも多く、これが一番の原因だと思います。2,3歳のメスが産卵した卵は核が大きく、生まれてる幼生も大きくて丈夫です。サイズも図ったことがありますが、1歳ぐらいのメスの卵からふ化した幼生は6、7mmに対して、3歳ぐらいのメスの卵からふ化した幼生は15mmもありました。この15mmを1ヶ月かけてベストだと考えられ環境で育てたところ55mmになりました。ふ化して1ヶ月で55mmはとても大きいです。別のサイトでは70mmの記載を見ましたが当方では70mmには達しませんでした。70mmは非常に難しいことです。40日でしたら70mmにはできると思いますが・・・。

このように産卵を焦らずに個体が大きく成熟して待ったほうが良い結果になると思います。

2017年 今年もだんだんと寒くなりました

今年も気温がだいぶと低くなり、寒くなりました。水温も下がり産卵してくれると良いのですが・・・。例年この時期に産卵開始しています。

産卵の説明

秋ごろにウーパールーパーに餌をたくさん食べさせて栄養を付けます。特段お勧めする餌はありませんが、栄養価が高ければよいと思います。水換えを頻繁に行うと餌を食べる量が増えます。1日2回全換えをしている、ハードはブリーダーさんもいるぐらいです。餌をたくさん食べさせて、オスやメスになるかだらづくりの準備をします。https://www.dog7.net/

次に水温を下げて飼育します。12度ぐらい、可能なら10度以下ぐらいがお勧めです。この水温が下がっているときは餌はあまり食べません。餌が残ると水質悪化につながりますので与えるとしても少量、2,3日に1回などになります。個体差がありますので、30分ほどで食べきれる量を与え、残ればスポイトで吸い上げてください。10度以下で1ヶ月も飼育すればよいと思います。余談ですがある研究所でカエルに冬を感じさせ、産卵させる実験では冬を感じさせる期間は2,3日と書かれていたのには驚きました。冬を感じる、春を感じるスイッチがあるのでしょうか???ウーパールーパーも2、3日の冬を感じさせて産卵に至るかは今後時間をかけて確認したいと思います。(できないような気がしますが・・・。)

つづく

ウーパールーパーの産卵、今年はいつもより早いです

ウーパールーパーが10月末から少し産卵しましたが、この時期の産卵はふ化率が低いので多分無精卵だと思います。

2月頃の産卵が一番ふ化率が良いです。

ウーパールーパーは、寒さを一定期間経験した後、温度の上昇で産卵します。人工的に水温を換えても産卵に至ります。ここ静岡県はこの時期でもまだ暑いです。水温が下がることはあっても、”冬”を感じさせるような水温まで下がるにはまだまだ早い時期です。無精卵になるのは、メスが原因ではなく、オスが原因と生物を学んだことがあるブリーダーさんから聞いたことがあります。無精卵をオスに食べさせると良いようです???(迷信かもしれませんので、参考程度に)/https://www.dog7.net/

この10月末でも、北海道や東北地方など寒さが早く訪れる地域では産卵しています。無精卵ではなく、きちんとふ化する卵です。逆に沖縄県でウーパールーパーの産卵の話を今まで聞いたことがありません。飼育者が少ないこともあると思いますが、水温が高いので産卵に至らないのではないかと思います。産卵に適していると思う温度は12~15度になります。産卵後もこの温度で卵も管理しするよ良いと思います。卵はウーパールーパーの血統にもよりますが、22度以上では死んでしまうこともあります。24度ではほとんどが死んでしまいます。